【完全版】秘密のフィアンセ☆ 上



「何?」


何となく怖くて、そのまま突っ立っていたら、佑斗がまた手招きをした。

「いいから、こっち来いよ」


「え~」


嫌だなぁ。


また、怒られるのかな…。


怖ず怖ずとベッドの側で止まると、佑斗が腕を引っ張ってきた。


「あっ!」


弾みで、佑斗の前へ倒れてしまう。


「ったく、なかなかオレの側に来ないよな」


そう言って、私を抱きしめたのだった。




< 128 / 143 >

この作品をシェア

pagetop