いつもとなりにはキミがいた

揺れる気持ち




ガタンッと言う音と共に家の小さい花壇が倒れてしまった。



あちゃー。



と思っても、時すでに遅し。



雄ちゃんと目が合ってしまった。



「あぁミホ」



雄ちゃんは力無くあたしに言った。



「あ、ううち見てないからっ!!」



なんて、まるで あたしバッチシ見てました!!って言うてるもんやん。



「別にいいから。 てか、なんやねんそれ?」



雄ちゃんは教科書と問題集がいっぱい入った手提げを見た。



その時、一瞬



シュウ君に勉強を見てもらうから。ってゆうてもいいんか



それとも、友達と勉強するから。ってゆうたらいいんか



と悩んだ。



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