刻の無い少女



虚がいない朝をむかえ、




ほのぼのと食事を終え、




ほのぼのと縁側でお茶を飲む。




今日この頃?






とにかくすることがない。



だから、庭でも眺めておく。
ここは相変わらず春で花たちが咲き乱れている。


その中でもただただ垂れ桜だけを眺めている。






「そんなに見ていて楽しいかい?」



「サクラはきれいだから、」



「ヘェ~。」




















「そう言えば―――――――――




だれですか?」












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