トゲトゲ

「ん〜!よく寝たぁ!て、ぎゃあ!!」


なななななんで?!

なんでコイツがいんの?!

てかここどこ?

保健室?


あ、そっか。

あたし昨日
華にお酒のまされて
倒れたんだ。


でコイツがここにいるって事は夏葵がここまで運んでくれたのかな?


・・・

やっぱりカッコイイ。

ベッドの隅に突っ伏して
寝る夏葵。

睫毛、長い。

金髪の髪はサラサラ。

触ってもいいかな?

寝てるし大丈夫だよね?


そっと髪に触れた。


うわっ!

サラサラ!

すっげぇ!!

染めてるくせに何で傷んでないんだろ。

「何だよ」

「うわぁあぁ!!!」


いつ起きたの?!

びっくりしたぁ。

「酔い覚めたか?」

「あ、うん。運んでくれたんだよね?」

「知らね」


「ありがとっ」

最近気づいた。

夏葵は不器用だけど
凄く優しい。

「起きたんだったらさっさと着替えろ」

「へ?」

着替える?
なんで?

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