トゲトゲ


ついたのは保健室。


「そこ座れ」


おとなしく
言われた椅子に
腰をおろした。


夏葵は棚から何かを
取りだしている。


消毒液と絆創膏?


「手当てしてくれるの?」

あの夏葵が?


「しなくていいならしない」

「す、する!!」


「なら、おとなしくしてろ」

柔らかい笑みを見せる
夏葵に胸が高鳴った。



ドキドキするな自分!!


あ〜もう
どうしたんだろあたし!


華が意味わからない事
いうから余計パニック
状態だし!
< 78 / 180 >

この作品をシェア

pagetop