愛と涙、そして知るだろう。

りょ、う・・・?



「俺、結羽のこと女として、好きだった。」


え、、、?



「でも今は、好きの意味が違う。今は、幼馴染として結羽が好きだから・・・。」



ッ・・・・・!!

涙があふれ出す。



「今日のキス、ごめんな?気持ちに踏ん切りつけれなくて・・・。でも、俺は決意したから。幼馴染として好きで居ることを。」




「わ、私も!!涼のこと大好きだったよ!」


今なら素直に言えるよ。


「今も好き!!私の幼馴染として・・・。」




私の大好きな笑顔で笑った涼。




「俺は、お前とどんな関係でも、どんな関係になっても結羽のこと、好きで居るから。」


「うん!!」



「でも、今俺が、女として愛したいのは、美波だ。結羽も康平と幸せになれ!!」


「絶対に、絶対に幸せになるからッ、、、!」



約束する。


だから・・・。



「涼。あの約束は忘れて?」


「うん・・・。」



少し、悲しげな顔をした涼。










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