spiral"alive"Ⅱ
瞬間、俺は右に飛ぶ。
すると、さっきまで俺が居た場所に数本のナイフが突き刺さった。
っ、右だ!
死角から放たれた第二撃波
俺は氷の壁を造った。
が、ナイフは壁も俺自身もすり抜けて、勝手に消えていく。
「なっ!」
これ…幻覚!?
なら、敵は…
「反射神経は良いみたいだね。さすがは右京君の息子か。」
聞き覚えのある声に、俺は視線を送った。
「何で…お前が居るんだよ…ーー無籐?」