spiral"alive"Ⅱ

ドアの前に立っていたのは





記憶の中に出て来た、星組生徒であり




親父を、学園長に売った人物




幻覚の能力者ーーー





「何でここに居るか…。僕はあの方の使いだ。反乱分子を砕くのが使命に決まってるだろ?」




「っ…けど、その姿…。」




あの頃と、何も変わっていない




親父達が居た頃と同じ




少年の姿だった





「“E”の記憶を見たんだろ?僕はあの方によって造られた人工人間。だから僕はある程度成長すれば時が止まるんだ。」



「なっ!」




時が止まる




じゃあアイツは、あの頃から年をとっていない?




「それにしても、まさか右京君の後継者が居たなんてね…。」





< 300 / 543 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop