spiral"alive"Ⅱ
一瞬、部屋の空気が変わった。
「嘘…。」
「岬ちゃんが…?」
信じられ無くて首を振る美優と、力無くペタリと座り込む華。
「嘘じゃない。さっき、梅花から連絡があった。」
俺の言葉に、美優は俺の胸倉を掴んだ。
「美優!」
「ふざけないで…岬ちゃんが何したっていうのよ!!」
頭に響く美優の悔しそうな声。
美優は俺を揺らし始めた。
「岬ちゃんはアイツ等に狙われるような事する筈無いわ!何かの間違いに決まってる!」
「美優、落ち着いて!」