ホントの恋。
学校に着くと
「キャ~」 「やっぱカッコイイ」
などと聞こえてくる
女の子達の声。

そして、「華園サンと登校かぁww」
って聞こえてくる。
ハイ。ごめんなさい。あたし華園サンです☆     な~んてね。

奏斗とは、ずっと一緒に登校してたから
もう慣れたよ(-_-;)

ってか奏斗は、どう思ってるんだろ?


「…りん 花梨!」

「えっっ!?   ビックリするじゃん。何よ~」

「は?俺何回も呼んだんだけど。
 ボーっとしてっから」

「あぁ…ごめん。」

「素直でよろしい。」

「何か上から言ったね!」

「だって俺のが上じゃん♡
 全部。」

はぁ~?何この人…
そりゃ全部負けてるよ?
彼氏だってまだだし。
でもね、奏斗に言われると!!!


「ってゆーか彼女サンと登校すれば?」

「はぁ?何言ってんの?バカでしょ。」

「何でバカなのよ~」

「だっていないし彼女トヵ。
 それに、好きなやついるしね。」

「ふ~ん。んじゃ遊んでないで
 早く付き合っちゃってよね~
 あたしも、彼氏つくって
 朝、登校したいから♪」

遊び人?の奏斗が
好きな人いるなんてね…。
















この時、あたしは
まだ知らなかった。
あたしのコトだったなんてね…。







 


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