幸せの見つけかた

バアちゃんの気持ち

「良平くん… 起きて。」





んー…


あれ? また誰かに起こされてる。




目を開けると、愛しい人が笑ってる。




「おはよっ、朝だよ。」



「んー… おはよ。」



「朝ごはん出来たから、起きて。」





これって… 夢じゃないよな?



香織さんが俺を起こして、ごはんよ、なんて…。





台所に行ってしまった彼女を追いかけて、味噌汁をよそってる背中を抱きしめた。




「あっ! 危ないって。」




「…いい匂い…。」



首すじに、顔をうずめた。






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