幸せの見つけかた
「嫌なら、言って? 無理やりなんて、したくないし。」




だからといって、止められる自信もないけど。





そんな気配を感じたのか、彼女はちょっと笑って、俺の頬をさわった。





「いやじゃ… ないよ。」





「いいの?」




「襲わないって、言ったくせに…。」




「知るかよ。」




もう一度唇を重ね、そして…





彼女の全てを、愛した。








やっと、素直になった。




自分でも気付かなかった。




こんなに彼女を好きだったなんて。






これからも… 



ずっと大切にするよ。





香織。











< 157 / 204 >

この作品をシェア

pagetop