素敵執事*;
祐樹サイド


さっきからボーとしてんな



大丈夫か聞いても



考え事してるって



それが気になるのに



あれ



鈴蘭?



好きなのかな?



なんだか顔色がどんどん
悪くなってる気がする







歩き出した



「お嬢様
買わないんですか?」



そうして


顔を覗き込むと



感情のないような顔をしてた




胸がきゅっとする




今すぐ抱きしめてあげたい




でも



俺はただの執事



それは



俺の仕事じゃない



家族や親しい友達や彼氏の
すること



俺はどれにも属さない





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