君と。
入学式が始まるまでは利榎と他愛のない話をした。
どんな小学校生活だったかとか、部活何に入りたいとか。
入学式が始まると、校長の長い話にウンザリしながらも、利榎と目を合わせて笑った。
入学式が終わり、そろそろ帰る時間。
安心した。友達が出来た。周りの女子もそれとなく話をしていて、早い子はもう5人くらいのグループが出来ていた。
その中に2、3人ひとりの子がいた。
クールで人を寄せつけないような美人な子と、いかにも勉強好きそうな(ガリ勉ぽい)子、人見知りしてそうな大人しい子。
「ねぇ、君名前は?」
ショートカットが似合うスポーツが得意そうな子が話かけてきた。
近くには髪が長い子と2つ結びの子がいた。
「春田実奈子だよー…君は?」
「三上凜。みなって呼ぶね。あたしのことは凜でいいから。」
明るい子。っていうのが凜の第一印象。
「ウチは七瀬利榎。凜ちゃんよろしく」
「リカかぁ、リカちゃん人形思い出すなぁ」
「わたしもリカちゃん人形で遊んでたよ。」
さっきまで話さなかった髪の長い子が口を開いた。
「この子は室井菜々。けっこーな人見知りだから始めはあんまり話さないかもしれないけどよろしくね。」
と凜が言った。
この3人は昔から仲がいいって感じ。