時の流れ
入学式
「りう~今日から中学生なんだからさっさと起きなさい!」
またうるさいままが私のことを起こしにくる。
「もぉ~ままっっ入学式ぐらい自分で起きるに決まってるじゃん!!」
私は今日から中学一年生だ。
真っ赤なランドセルともこれでおさらばだ。
なんか寂しいようなうれしいようなよくわからない気持ちで胸がいっぱいになる。
でも私はこの後どうなるか考えてもいなかった。

        ***                           

えぇっと小嶋理羽、小嶋理羽っと…
あったあった私1-2なんだぁ~…。
「1年2組のクラスの人たちはここに並んで下さーい」
私はけっこう早く見つかったのでそこに並んだ。
みんな小学校のときの友達とキャーキャー、ワーワー言って楽しんでいる。
私は大阪から引っ越してきたので友達なんかいるわけない。
って言っても小学校のころ一時期こっちに住んでたことがあるからある程度の友達はいた。
でも仲のよかった子は全員違うクラスだったのでかなりショックだった。
でも私ならすぐ友達できるし心配するのはやめて前向きでいた。
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