教師以上、恋人未満。
†Prologue†




ほんとにいきなりだった。

あたしは、涙が止まらなかった。


玄関の扉をガチャンと閉めると、あたしはその場にヘナヘナと座り込んだ。

止まっていた涙も、また溢れてきた。

人間ってこんなに涙出るもんなんだな、とふと頭をよぎる。

でも、そんなことどうだってよくて、頭の中はからっぽだった。



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