1LDKヤクザ彼氏と秘密の同居生活【完】
――――――……‥‥
カーテンの隙間から太陽の光が射し込む
洗濯機を回して
コーヒーを入れる
「聡ちゃん、起きて。仕事遅れるよ」
「ん……あと5分」
「ダメー!!」
お布団をはぐと、腕を掴まれてベッドの中に引きずり込まれた
「きゃあ! 何っ」
「うるせぇ。幸せな朝だなってかみしめてるんだよ……」
幸せな朝……
目が全然開いてない聡ちゃんに、あたしからおはようのキスをした
これからもずっと
この家で、同じ朝を迎える
1LDKのお城で――……
―END―