1LDKヤクザ彼氏と秘密の同居生活【完】
「ぷっ……くくく」
後ろから妙な笑い声が聞こえてきて振り返ると杏さんがあたし達をこっそり覗いて笑っていた。
「結構、ラミカちゃんやるじゃん。今度は私の周りの手伝いをしてくれる?」
「杏様! それはまだ早すぎます! 杏様の身の回りの仕事だけは譲れません!」
……熱いなぁ。皆吉さんってもしかして……
「杏さんのこと好きなんですか?」
「え?」
皆吉さんと杏さんは一瞬、固まってまた豪快に杏さんだけ笑い出した。
「好きも何も皆吉は私の旦那だし!」
…………………………。
…………へ?
「ええ――――!!??」
執事の皆吉さんが杏さんの旦那さん!?
「なななんで、杏さんの執事なんてしてるんですか!?」
「愛してるからです」
ぷはっ……愛って。そんな照れもせずによく堂々と言えるな。
「こう見えても皆吉はベッドの上ではSになるんだよ」
「きゃあ! そんな情報いらないです!」
「何で? このキャラで攻めって萌えるでしょ? このネタで読み切り描いたら評判よくて連載決まったのに」