ツンデレのお二人さま
そう思ってあたしは足を進めた…
「ちょ、おいっあぶねっ!!」
「………!!!!!!」
ってあたしのあほー!!
足とめやがれー!!
って思ったときはもう遅く
あたしは視界がひっくり返った。
これが、運命の人ならよかったけど
あたしにふりかかってきた声には
明らかに聞き覚えがあった。
あたしはぶつかって倒れるまで
背筋に寒気が襲ってきたのを覚えてる。
本気でありえない。
あたしが悪いんじゃない、悪いんじゃないけど……
あたしのあほ〜……。