たった一つのプレゼント
「今日会った時から
あんな感じで…
からかって話しかけたら
めちゃくちゃ睨まれて
舌打ちまでされたんすよ!!」
疲れ果てたかっちゃんは
私にどうにかしてと
目で訴えかけていた。
そうわ言っても
あんな迅の姿は初めてで
いくら
ずっと一緒にいた人物でも
初めての事にたいして
どう対処していいか
全くわからなかった。
「迅、」
しょうがなく話しかけてみた。
ヘッドフォンで
練習をしていたために
私の声は聞こえていなそうだが
迅の目の前に立った私を
確認したのか、視線をあげて
鋭い目つきで私を見た。
「………どうしたの」
「…………………」
なんとも言えない緊迫感に
堪えられずにいた
かっちゃんとかなちゃんは
『飲み物買ってくる』
と言って部屋から出て行った。