君ヲ巡る 君ガ好き

始まり

１９歳…
夏…

奈々は、飲み屋でアルバイトをしながら、週末はクラブ三昧。
｢ぁあ〜今日もバイトかぁ〜まぢダルイ〜｣

１５時…ケータイのアラームと共に目覚める。

タバコに火をつける。

彼氏はボーイ兼、運転手のヒデ。
ヒデは×①子持ち、そこそこイケメンだったし、軽い理由で軽く付き合ってた。

ケータイが鳴る。

(ヒデ)

｢はい？｣

｢もぅ、準備できたか？｣

｢うん。｣

｢下居るから。｣
(ガチャ…プープー…)

(まぢだるいなぁ、今日…)

こんな感じの毎日。

高校卒業した頃は、新卒で宝石店で正社員として頑張ったんだが、配属された店長からの悪質な嫌がらせが原因でまともに働くのがイヤになった。
奈々はギャバ嬢の中でもひときわ目を引く存在だった。引き抜きにくるなんて日常茶飯事だった。だから店長も常に奈々のご機嫌をとるのだったw
同じギャバで働く、ゆきって子とは高校も同じ同級生だ。

ゆき
｢ななぁ〜明日ヒマ？？買い物行かない？？｣


｢ォッケイ☆｣