空界と悪魔と契約者と
日常に潜んでいたもの
4、日常に潜んでいたもの
「疲れた・・。」
悠は机に突っ伏していた。
ここは悠の学校である九十九高校(つくも)である。普通の高校よりもかなり大きな高校で大学と間違えてもおかしくないだろう。この学校はいくつもの学校の集まりのようなものであり、いろいろな人々がいた。頭の良さの違いも大きく、悠はあまり頭のよくないクラスに所属していた。頭の良さでクラスが振り分けられるため、友達には困らない。なぜならいきなり良い大学などを目指さない限り頭の良さはそこまで変わらないため、クラス分けをしても、前と同じメンバーであることがほとんどだからである。
悠は悩んでいた。あのときは冷静だったものの、自分はもう死んでいるだとか、悪魔や空界の住人についてなど、なかなか頭がついていかない。あと美少女のリナの事だ。彼女は空界の住人で、悠の契約者らしい。まぁ勝ってに契約した事になっていたんだけど。
彼女との契約で悠は彼女と離れる事ができない。悠がどこに居るかリナにはすぐわかるらしい。
そんな事より悠が悩んでいたのは、リナの事である。一人暮らしの割には大きい家に住んでいるしリナ一人ぐらいならどうってことないのだか。あいにくベッドは一つしかない。女の子を床に寝かせる訳にはいかず、かといって悠が床で寝るとリナが怒るのだ。「風邪ひいたらいけないよ」と。
もうリナがきてから3日ぐらいがたった。敬語で話す事はお互いなくなり、まぁ悪い関係ではないのだから。
いろいろ遠回しにしたが、まぁ、その、一緒にベッドで寝ているのである。悠だって健全な男子高校生だ。いろいろ困る。
そのため悠は気をつかっている。夜ふと目を覚まし横をみるとリナがいる。理性がいつまでたもてるだろう。まぁ耐えてみせるのだが。
その時ケータイがなった。リナからである。リナはケータイを持っていないので、悠が街のケータイショップまで行って、リナのケータイを買ってきた。最初は使い方すらわからなかったリナだが、すぐに覚えた。さすがは女の子だと悠は感心していた。
ご飯などは基本リナが作ってくれた。味は普通においしく漫画のようにマズい飯を我慢して食べるなどのお約束がなくて助かった。悠は一人暮らしで外食が多いのでリナが作ってくれたご飯は、とても嬉しかった。電話の内容は、早く帰ってくるようにだった。
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