魔道師と暗殺者
「オォ~どうする?朝倉さんよ~。小松からの告白だってよ~。」
「うるせえな・・・。」
そこまで言ったところで、携帯が震える。
震え方からしてメールだろう。
「なんだ?」
携帯を見ると、以下の文が書かれていた。
『食後に体育館裏で待ってます。』
仕事依頼か・・・・。
ここの生活に馴染みきれない自分がいて悲しくなった。
「なんだぁ~・・・愛の告白ですかぁ~由良くん。いけませんなぁ、浮気は・・・。」
「ち、ちげえよ!!!てか、人のメール勝手に見るンじゃねぇよ!!」
むしろ、そっちのほうが、どれだけ楽なことか・・・。
「行ってしまうんですかぁ~。あぁ、小松さんという妻がいながら朝倉君は他の女の下に走ってしまわれるのですねぇ~。」
・・・・・何キャラ?
「うるさい。とりあえず、俺はもう行くからな。」
後ろでうるさい外野どもを無視して、お弁当をしまう。
席を立ち、廊下に出たところで真琴とであった。
「・・・全部聞こえてた。」
・・・やっぱり?
「すまん。」
「てか・・・恥ずかしすぎ・・・。あなたたち節度というのを知りなさい。」
「以後気をつけます。」
「でも・・・桜沢くんの言ってたこと・・・あながち間違ってないかも・・・。」
「へ?」
ってことは、オマエもしかして・・・
「ううん。なんでもない。じゃあね!!」
顔を真っ赤にして走り去る真琴。その姿がどことなく愛らしく見えて・・・。
(いかんいかん!!)
思いっきり頭を振って、頭を切り替える。
アイツを危険な目に合わすわけには行かないのだ。
顔を引き締め、由良は体育館裏に向かった。
・・・ポケットに拳銃を潜めて・・・・・・・・・・・・。