「お前、うざい。」


「なんでぇっ、あたしじゃだめなのっ...うああぁんっ...!!」



泣きじゃくって泣きじゃくって、
袖がびっしょびしょになって。


スカートも色が濃くなって。


頬がカピカピになって。


瞼が重くなって。


なのに、相も変わらず涙は止め処なく流れて。
今までの悲しみが全て流れていく。







もう...いい加減しつこいか。
やりすぎちゃったか。





そういえば、あたし気付いたんだけど...
千秋君に好きだと言い始めて、丸々1年が経った。




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