「お前、うざい。」



辛い。
苦しい。



でも、千秋君への「好き」の方がはるかに勝っているから、今日も好きだと言い続ける。




途中まで帰り道が同じだから一緒に帰る。
(着いて行ってる)




千秋君はすっごく人気で、2人で居られる時間なんてなかなか無いけど、今のこの帰り道が唯一の時間。






千秋君は歩くのが早くて、歩幅も大きくて追いつかない。
私の速度と歩幅には合わせてくれないけど(着いて行ってるだけだから)、私は千秋君を必死に追いかける。





「千秋君、千秋君。」



シカト。でも...



「もう、私くらい千秋君のこと好きになる人なんて出てこないと思うよ?」
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