僕の世界は一日限り【BL】


「それでさ、友だち来たら
 なるべく写真とメモ見てから
 茶入れてたら、何かソイツの時だけ
 確実に見てからになってたよ。

 文句言われないように
 気をつけてるんかな?
 ちょっとは顔憶えてんのか?」


……でも最近いつ会ったのかすら
今思い出せないけどな!

後半はひとりごとになってしまった。



「じゃあ、毎日会ってたら
 おれの事も憶えてくれますかね?」


そんな事を言ってきた。



なんていうか、



「……お前可愛いな」

何だか目の前の生物が
とても愛らしく思えてきた。

なんでだろ。

普段、若干反抗期気味の
妹と接してるからだろうか。

素直でいいな。



光平は俺の言葉に真っ赤になりながらも、
どうにか平常心を保とうとしているようだ

< 39 / 88 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop