白虎連合-番外編-
気付けばあたしは作りかけのテディベアと裁縫道具を手に持っていて。
ペタペタと歩き出す。
「…もう嫌や」
弱音を誰にも聞こえないように吐く声は私には聞こえた。
そして、
「ちょっと机借りまーすっ」
そう言い、華風さんの前の席に座った。
ちゃんと椅子も回転させて向かい合うように。
「………は?」
「あんたさ、さっきから見てたらめっちゃめちゃ下手くそやん」
「………………」
「貸してみ、助けたげるから」
丁度華風さんの前の席の奴休みでよかった。
目の前の彼女はしゅんとしながら大人しくあたしの手さばきを見て。
「はい、途中まで造ったしこっからやってみ?教えるから」
「あんた…凄いなぁ」
キラキラした瞳に変わっていた。
「へっ?!」
「いや、凄いなって」
「て、照れるやんか!!!やめてや!!!」
「いっ…!!!」
褒められたあたしは思わず華風さんを叩いちゃうし。
あっごめん!!!
やっちゃった!!!
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