先生~あなたに届くまで~

「まーたボーっとしてたでしょ?♪」

春菜はおかしそうに笑っている。

「ちょっと勉強のしすぎかも。」

私はへへへっと苦笑した。

「えーーー!!
 もう勉強してるの!?
 相変わらず勉強熱心だねー。。」

春菜は信じられないといった様子。

「ゴールデンウィーク終わったし
 もうすぐだものね。中間試験。」

早絵がそう言うから
春菜は一層嫌そうな顔をした。

「春菜も雪音を見習って
 早く準備しなさい。」

早絵の言葉に
春菜はあっかんべーをして

「はいはーい♪
 わかってますよーだ!!
 早絵、ママみたーい!!」

とふて腐れている。

2人の会話がおかしくて
私はくすくすと笑った。



「元気だねー!!
 浅川、体調大丈夫なのか?」

と背中側から急に声がした。

「先生!?
 大丈夫です。元気です。」

私が驚いたままそう言うと

春菜がその言葉にかぶせる様に

「先生!!大丈夫じゃないんだよー!!
 雪音ね勉強のしすぎで
 ずーっとボーッとしてたんだから!!」

と先生に伝えた。


< 61 / 220 >

この作品をシェア

pagetop