ヒコーキ雲の向こうに・・・
今の声…文秋先輩…??
「おーい」
岡田先生が向こうからやってきた
あたしは慌てて先生の方に走っていった
「行っちゃダメです!!……」
「ん??何が?」
「部室入っちゃダメです…」
「…どうした…??」
「…修羅場です…」
驚いた顔の先生…
あたしも修羅場なんてとっさに言った自分に驚いた…
…もし本当に先輩だったら…
ありえる…
サッカーも上手くてキャプテンで
優しくってかっこいい先輩…
女子がほっとくはずがない…
「…じゃぁ…ちょっと待つか…」
やっと先生が口を開いた
「はぃ…」