☆あたしの隣は俺様芸能人っ?!
───────────‥
「着いたぞ」
その言葉で強ばるあたしの身体。
ついに特設集団リンチ会場に
ついちゃったんだ‥
「ま、マウスピースはしてもいい?」
歯が折れるのだけは嫌だもん。
それくらいは許してね?
「さっきから意味わかんねーこと言ってねーでさっさと降りろ」
「キャッ!」
ドアが急に開いたせいで
あたしはきれいに地面に倒れ込んだ。
「痛いっ」
泣きそうになりながらも立ち上がって
慶太親衛隊が来るのを待ち構える。
「‥‥‥‥ってあれ?」
ここ、特設集団リンチ会場じゃない‥?
「あたしの‥家‥?」
特設集団リンチ会場だと思っていたその場所は
紛れもなくあたしの家だった。
「なんであたしの家知ってるの───って勝手に入らないでーっ!」
頭の上に疑問符をたくさん浮かべていると
慶太はそんなあたしに目もくれず
玄関のドアノブに手を伸ばした。