未来の子供たちへ

「ちょっと志望校のことで……」


目を合わさずに、できれば何も詳しいことは聞かないでくれと願いながら答えてみた。


「I高のことか?」

「え?」


動揺を後悔しても遅い。先生はすでに担任から聞いていたのだ。


< 3 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop