徐々に僕は君色に染まっていく

彼女は絵を描いていた
人っ子一人いない公園で
黙々と絵を描いていた

僕は話しかけることなど出来やしなくて
てゆうか彼女と僕は世界が違うような気がした

全身で自分の世界から僕を追い出そうとしてる
そんな気がした

そんなのはただの僕の妄想だ何てことは解ってたけど


つまりは僕は新しい世界へ踏み出す勇気がないんだ


それを彼女のせいにしたいだけだ


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