REAL HOPE Ⅱ



だめだ。ここでこんな事にったら皆にバレる



私がイラナイって…



「…ッはぁ…はぁ……は…はぁっ…」



袋が見当たらない。自分の部屋以外でなるのは初めてだからか、頭が動かない



た…すけて……


苦しい………



その時、カチャンっと開かれた扉からメッシュ頭が見えた気がした。




ソファーの上でうずくまる私に



「ジュン!!!」って大声をあげていたと思う。


あぁ、あれはきっとレツだ。


ヒューヒュー鳴っていた私のノドが、次第に小さくなり



袋が私の口元にきたのが分かった。





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