REAL HOPE Ⅱ



「う~ん、腹黒かぁ」どこか可笑しげに笑ったハルマは私にニッコリ微笑むと



「人を利用するのは好きだよ、」



「へ?」



利用?

ニコニコ笑っている様子は、笑っているはずなのに何か変な感じがして…


「じゃあ帰ろうか」



そう言ったハルマに、私は不思議な感覚を覚えながらもバイクにまたがった。



空は陰ってきていて…雨でも降るのだろうか


冷たく当たる風避けるよう私はハルマの背中に隠れた





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