干物女に一滴の雫を・・・
第一章~千紘~
 最悪・・・・・。何?この格好。絶対に自己紹介の時シラけるって・・・。

 初日からボイコ?イヤイヤイヤ。それはさすがにマズい。

 ああ、、、、。女子からの視線が痛いよ。

 「ハァ。」
 
 思わずため息が漏れる。と同時に・・・・・

 「ねぇ!君!」

 ヘイ!ユー!みたいなノリで肩に手を置かれ呼び止められる。

 どうせ笑うんだろ・・・。この無様な格好を・・・・。

 後ろを振り向くと

 「デカ!!!」

 思わず口からついて出た言葉。そりゃそうだ。私は高校2年にして身長150センチ。

 後ろに立ってた男の人は・・・20歳くらいか???

 「180センチあるからね」

 と言いニコリと笑う。・・・誰?どなた?なにげにイケメンだし・・・。

 「俺、佐倉冬稀!」
 
 質問に答えてくれてありがとうございます・・・。サクラフユキさん。

 「あー・・・・。柏木千紘カシワギチヒロッス。」

 一応名乗ると佐倉冬稀が言った。

 「見ない顔だけど・・・・転校生?」

 「まァ。はい。」

 「・・・・カッコいいね。さっきから女子、千紘くんのこと
 
 見てるよ!」

 ・・・・くん?いや。聞き間違いだろw

 「当り前じゃないスか。女が男子の制服着てれば誰でも

 驚くでしょ。」

 
 そう。私は今制服のオーダーミスで男子用の制服着用中。

 「・・・・女?」

 「??」

 「??」

 二人の頭の中に「?」が浮かぶ。あ。佐倉冬稀からランプ点灯。

 「間違えたみたい。男かと思った。」

 ・・・聞き間違いじゃねーーーーーしーーーーーーーー。

 「ブ!」

 頭上から笑い声・・・・。

 「女のくせに寝ぐせついてるし、眼なんて死んでてやる気なさそうだし

 極め付けに男子の制服着用。男に見えないほうがイかれてる。」

 ・・・???なに?なんなの??いきなり声かけてきてそれは??

 つーか・・・・・・なにものだよ!?

 アンタ!

 

 
 
< 1 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop