black-and-white
「わかりました─…」




みんなが胸に片手をあてて軽く一礼した。



俺はこういう光景が苦手だ。



今は貴族、それも“本朱”と同じぐらいの地位にいるが、昔は平凡などこにでもいる吸血鬼だった。



だか、幼い頃に正吸の楯に見られ、採用された。



採用を受け入れるか、受け入れないかは親が決める事だ。



だが、正吸の楯になる親には2ヶ月で100メン(1メン3000円程度)が与えられる。



もともと俺の家は貧しい暮らしだったため、親の賛成の元、俺は売られた。



もともと住んでいた近所の人たちには俺は死んだということになっている。



俺は、殺されたんだ─…。
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