レンアイ 遊興
その言葉にズキンと胸が痛む。
「確かにこんな可愛い後輩が男達に囲まれてたら、ほら、空優しいでしょ?だからあの日、助けたんだと思うんだよね。
だから変な期待はしない方がいいよ?あなたも苦しいだけだし」
あの日…私が一人で帰ろうとして空先輩が助けてくれた日だよね…?
そっか。まぁ、空先輩優しいし…私じゃなくても助けたよね。
別に意味なんて…ないよね。
「それに、あなたは副会長と上手くやってるんでしょ?」
「え?」
「さっき一緒にいたじゃない。しかも、いろいろ助けてもらってるんでしょ?
みんな噂してるわよ。谷崎さんにはそりゃあ強いボディーガードがいるって」