レンアイ 遊興




「負けないよ」


にこっと微笑んで、走り出す。


あとは図書室な鍵を開けるだけ。




図書室の前まで来て、はぁっと少し息を切らせながら立ち止まる。


「「「きゃーっ!」」」


それと同時に響く声。


まさか…!?


急いで、鍵穴に鍵を差し込む。


焦っていてなかなか回らない鍵に、イライラする。


ガチャン


開いた!


鍵穴から鍵を抜き出し、ガラッと図書室のドアを開けた。



ピカッと光っている照明が眩しい。


目当ての人物を見付けて、オレは叫ぶように言った。



「つくしちゃん!!」




< 266 / 412 >

この作品をシェア

pagetop