レンアイ 遊興




ねっ、と言うように微笑む空先輩が嘘をついてるなんて思えなくて。


私もにこっと微笑んだ。


「…あのさ」


空先輩の言葉に首を傾ける。


「こんな格好でそんな風に笑われたら…無理なんだけど」


「無…理?」


よく意味がわからなくて、また首を傾げる。


すると空先輩は、少し困ったように自分の髪をわしゃわしゃかいた。


「無防備すぎるんだよ」


「え?」


「…襲ってい?」


襲っ…?


言葉の意味を理解するのに少し時間がかかった。


理解出来て、慌てて手を振る。


「えっ!だ、だめだめ!」


だけど、その手首を捕まれて甘い声で囁かれる。


「そんな真っ赤な顔で言われても、余計にしたくなるんだけど」




< 278 / 412 >

この作品をシェア

pagetop