レンアイ 遊興




うぅっ、と拓ちゃんから顔を背ける。


ずっと拓ちゃんと話してなかったし、なんだか変に気を使う。


拓ちゃんこそ、

どうしてここに来たの?


好きな人を見つけるためなんだろうか。


それならそれで、なんで私の隣にいるの?


確かに、雰囲気的に仕方ないんだろうけど…

拓ちゃんこそ、ここにいるべきじゃないのに。


「朱音に言われてさ」


「え…?」


ぽつりと言った拓ちゃんの言葉に、少しだけ顔を上げた。


「今日の放課後、あんた入れて男子3人集めて。合コン開くから。って」




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