エリートな彼に甘く奪われました
…目に優しい光を感じてそっと目を開ける。

朝…。

隣をそっと向くと遼の綺麗な寝顔がこちらを向いていた。

じっと見詰める。

サラサラの髪が窓からの光を受けて金色に光り、長い睫毛は瞼の縁をびっしりと覆っている。

すっと通った鼻筋を目の間から鼻先に向かって指でなぞってみる。

するとパチリと大きな茶色の瞳が開いた。

睫毛を揺らして二、三度瞬きをすると優しく笑って、

「おはよ…」

と言った。

胸がきゅうっと締め付けられる。

何故こんな何気ない仕草がこんなに魅力的なんだろう。

私はドキドキする胸を押さえながら、

「おはよう、遼」

と言ってそっと口づけた。

すると彼はふふ、と嬉しそうに笑い、私にじゃれついてくる。

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