エリートな彼に甘く奪われました
「……!」

びっくりして見回すと俺達の後ろに三、四人の女の子が立ちはだかっていた。

「ちょっと、あなた、浅香さんが嫌がってるのがわからないの!?」

どうやら後ろから森山を突き飛ばしたらしい。

「いつもいつも、まとわりついて、彼女気取りはやめなさいよ!」

「そうですよ、浅香さんも迷惑してますよ!」

呆気に取られる俺をよそに口々に罵声を浴びせている。

「…言いたい事はそれだけ?…」

むくりと起き上がると森山は下から彼女達を睨み付けた。

「浅香さんと私が仲良しだからって、僻むのはみっともないわよ」

ドスのきいた低い声で静かに反撃に出る。

おい、いつもの話し方じゃなくなってるぞ。

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