エリートな彼に甘く奪われました
俺を含む周り全ての人間が一連の様子を呆気に取られて見ていたが、掴み合いになって初めて数名が止めに入った。
俺も森山の肩を掴んで押さえる。
「やめろって!!落ち着け、森山!」
俺の席の周りは、こぼれたビールやひっくり返った皿や料理と、沢山の人だかりであっという間にもみくちゃになった。
そんな喧騒の中、ふと向かいにいる彼女の方を見るとポカンとして様子を見ている。
…マジかよ…、せっかくの話すチャンスなのに。
なんて思っていると、
「………ですよね!!浅香さん!」
急に話を振られて声のした方を向く。
「え、え?な、何?」
「だぁから~、麻耶と付き合ってくれるよね!!」
森山が俺のネクタイを掴んで逃がさないとでも言う様に迫ってきている。
俺も森山の肩を掴んで押さえる。
「やめろって!!落ち着け、森山!」
俺の席の周りは、こぼれたビールやひっくり返った皿や料理と、沢山の人だかりであっという間にもみくちゃになった。
そんな喧騒の中、ふと向かいにいる彼女の方を見るとポカンとして様子を見ている。
…マジかよ…、せっかくの話すチャンスなのに。
なんて思っていると、
「………ですよね!!浅香さん!」
急に話を振られて声のした方を向く。
「え、え?な、何?」
「だぁから~、麻耶と付き合ってくれるよね!!」
森山が俺のネクタイを掴んで逃がさないとでも言う様に迫ってきている。