エリートな彼に甘く奪われました
俺は彼女をそっと抱き上げた。

軽っ…。

華奢な身体に戸惑う俺の目をじっと見上げていた彼女はそっと俺の首の後ろに両手を回してしがみついてきた。

その愛しい仕草に軽く目眩を感じる。

ようやく彼女の心を手に入れた実感がした。

隣の部屋のベッドに運び彼女をそっと下ろす。

俺も彼女の上に跨がりその瞳をそっと見下ろす。

大きな瞳は深く澄んで艶やかな視線を俺に向けている。

初めて会ったあの日に俺の心を一瞬で捕えたこの視線。

今、俺だけを見て、俺だけを求めている。

ホント、普通に出来るかな…俺、メチャクチャヤバい…。






< 75 / 236 >

この作品をシェア

pagetop