エリートな彼に甘く奪われました
まあ、仕事の内容は簡単に言うと、実際の候補地を予算や地形などから実用化できるか否かをデータ化したり結果を集計したり…といったところだろうか。

今は仕事を生活の中心に置いていて、恋愛や結婚なんかはあまりしたいと思う心境ではない。

そんな俺を差し置いて、俺の周囲は相変わらず騒がしく、俺を放っておいてはくれないのだ。


「あっさかさぁ~ん、今外から戻りですかー」

げっ、来た。

「あ、ううん、庶務に精算に行ってて」

「…庶務ー?ですかぁ」




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