プラトニック・ラブ
「緊張してる?」
あたしの顔を覗き込んではそう言って、海さんはあたしの手をきゅっと握る。
海さんの手は細くて色白で、白雪姫を連想させる。
あたしは視線を床に落とし頭をかきながら、
「や…やばいです…」
本心を口にする。
けれど言葉にした瞬間、フっと少し体が軽くなったのは気のせいだろうか?
なんだか海さんはどこか不思議で独特な空気を纏っているような気がする。
それが何なのかは分からないけれど、とにかく不思議だ。
海さんは相変わらず穏やかな表情のまま、カチンコチンのあたしを見つめて笑う。
「大丈夫! 慣れよ、慣れ」