プラトニック・ラブ
ちょ…っと待って…。
ドキンっと心臓が跳ねる。
どうやらここは図書室らしい。
あたしの頭に振ってきたのは本だと確信。
図書室の誰にも気づかれないような隅っこ。
カップルのように肩を並べ合う男女が―――…
「近いッ!!」
咄嗟にそう喚いた。
ただでさえ男子と接触したことがないあたしが、こんなのいきなりハードすぎる。
何だこれ何だこれ。
見ようによってはカップルじゃんか。
「しょうがねぇだろうが!」
黙れ! そう深谷は怒鳴るとあたしの頭を壁に向けて押す。
どうやらもっと隅に行けということらしい。
あたしはスススっと慌てて動くと壁にペッタリとくっ付いた。