プラトニック・ラブ
けれどその人は真剣な表情のまま今一度、
「手を繋ごうじゃないかっ!」
さっきよりも気合の入ったような声でそう言い、物凄い勢いでこっちに手を差し出してきた。
え…何、この熊男。
なんて思って引いてしまったのは秘密。
何なんだろう、この展開。
何なんだろう、この真剣さ。
何が何だかぜんぜん分からなかったけど、とりあえず早く済まして皿を持っていきたかったから自分の手を差し出した。
すると待っていましたとばかりに高スピードでギュっと掴まれる。
思わず「痛…っ」なんて言葉が漏れてしまいそうなくらい力が強かったが、必死に堪えた。