プラトニック・ラブ




どうやら同年齢の2人は昨日の今日で打ち解けたらしい。


微笑ましい光景に、あたしは暫し視線を奪われる。



と、後ろからも笑い声。



何を話しているのかは分からないけど、お母さんと英二さんの笑い声がドア越しに聞こえてきた。



おいおい、そっちもかよ。



あっちもこっちも楽しそう。


耳を塞ぎたくなるほどの笑い声が聞こえてくる。



みんな仲良しじゃんか。



どうやらそうでないのはあたしと迅さんだけらしい。


あっちもこっちも仲良しだ。



「………」



急に、どうしようもない不安に駆られた。


どうしたらいいのか分からない、モヤモヤと心の底に沈殿するように。



行き場のない、震えそうな弱いあたしの心。



大きく深呼吸を繰り返し、どうにかポジティブに考えてみようと気持ちを切り替えてみる。


ウジウジ考え込んでいてもしょうがない。




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