プラトニック・ラブ




「も…もう知ってるもんだと思ってたよ!!」



必死の美沙の言葉に、可愛くないあたしは可愛くないことを言う。



「所詮あたしは鈍感さ」



こういうところがダメなんだと思う。


ここは可愛く「知らなかったよー、プンプン」的なことをしなくちゃいけないのかもしれないと思う。



…あたしにできるわけがねぇけど。




「ご…ごめんね!!」



必死になって謝ってくる美沙。


本気で謝ってる。



そんな美沙を見てあたしは気づいた。



違うや、と。


本当に謝らなければいけないのはあたしだ。



美沙は三山と付き合ってたことを隠そうとしていたわけではない。



でもあたしは美沙に隠してることがある。


言っていない秘密がある。



< 471 / 800 >

この作品をシェア

pagetop