プラトニック・ラブ
「も…もう知ってるもんだと思ってたよ!!」
必死の美沙の言葉に、可愛くないあたしは可愛くないことを言う。
「所詮あたしは鈍感さ」
こういうところがダメなんだと思う。
ここは可愛く「知らなかったよー、プンプン」的なことをしなくちゃいけないのかもしれないと思う。
…あたしにできるわけがねぇけど。
「ご…ごめんね!!」
必死になって謝ってくる美沙。
本気で謝ってる。
そんな美沙を見てあたしは気づいた。
違うや、と。
本当に謝らなければいけないのはあたしだ。
美沙は三山と付き合ってたことを隠そうとしていたわけではない。
でもあたしは美沙に隠してることがある。
言っていない秘密がある。